こんにちは、みなさん。ディベートしていますか?学校や大会で、ルールに基づいて行われるディベートは、私たちにとってもたくさんのメリットがあるんですよ。ここでは、ディベートがどのように役立ってくれるのか説明したいと思います。
クリティカルシンキングが身につく
クリティカルシンキングというのは、情報を評価して問題解決のための意思決定をするためのプロセスです。ディベートほどクリティカルシンキングが鍛えられる場もないかもしれません。
ディベートをするには、多種多様なテーマについて批判的に考える必要があります。大会では、テーマは事前告知されますが、どの立場で論じるかは当日にしかわからないのです。つまり、自分の価値観で論じるのではなく、自分の考えとは異なる立場に立って論じる必要も生じるというのが、ディベートの面白いところ。
自分の感情だけで物事を判断するのではなく、情報を分析し、メリット・デメリットを比較したうえで判断を下す方法を学べるんですね。
このスキルは、学校生活でもそうですが、買い物をするときであったり、誰かの相談に乗ったりする時などに、冷静な判断ができるようになるため、生涯に渡って役立つスキルになるでしょう。
人前でプレゼンする力が身につく
ディベートは、相手に対して堂々と意見を発表する場です。ディベートに慣れていれば、自信を持って、かつ効果的な話し方で人前でプレゼンできるようになります。自分の考えを明確に伝える方法を模索できるのはもちろんのこと、ボディランゲージを効果的に使う方法や、聴衆を惹きつける話し方も学ぶことになります。社会に出てもプレゼンテーションや就職面接などでこのスキルを使うタイミングはありますし、日常的な会話においても、優れたスピーチスキルによってコミュニケーションを円滑に進められるでしょう。
傾聴力が鍛えられる
話すスキルももちろん大切ですが、ディベートでは話すだけでなく「聞く」スキルもかなり重要です。なぜかというと、相手の発言に注意を払い、正しく理解し、より効果的な返答を行う必要があるからです。相手の話や主張をしっかりと聞いた上で、認識をすり合わせてwin-winな関係を結ぶというのは、相手を尊重しながら自分の意見を通す上で欠かせないスキルです。
視野が広がる
ディベートではさまざまなテーマについて議論するため、異なる視点や意見に触れる機会も増えてきます。時には、自分とは正反対の立場で立論をする必要すらあるでしょう。自分の頭だけでは思いつかないような意見、一見すると受け入れがたい意見であっても、ディベートの経験を通して噛み砕き、共感できる点と反証するべき点を明確に区別できるようになります。